一言の情報量 [考えをまとめる為の独り言]
状況を的確に表して言い過ぎないセリフというものがマンガには求められます。
以前（20年以上前）マンガの描き方の本を読んだとき、吹きだし内の文字は４行以内が望ましいとかいてありました。
それ以上は読者が読み飛ばしやすくなるので簡潔にとの説明があったと記憶しています。
最近は状況説明の求められる事件モノや、ややこしい独自のルールの解説が必要なマンガなどは吹き出しがとてつもなくでかいものがありますが。
洋画日本語字幕などをみるととても参考になるのでそういう目で見ております。
今回は古い映画とはいえネタバレがあります。
映画の見方に偏りがあるので、当然よいと思うセリフも偏りがあるので文句がある方もいるかもしれません。
また、記憶違いで実際とは少々異なるところもあるかもしれませんが、その点も御容赦下さい。
【エアフォース・ワン】
「私の飛行機から降りろ！」（ジェームズ大統領：ハリソン・フォード）
エアフォース・ワンとはアメリカ合衆国大統領専用機のこと。
ハイジャック犯を突き落とす時にジェームズ大統領（ハリソン・フォード）が言うセリフ。
とどめの文句として大統領である自分だからいえるという極めつけの一言。
映画自体も緊張感あふれるいい作品です。
ただ、ハリソン・フォードが大統領というイメージがわかない・・・。
私がハリソン・フォードはやはりすごいと思ったのは「パトリオット・ゲーム」。
テロに巻き込まれた妻と娘の無残な様（死んではいない）を集中治療室の窓から覗くジャック・ライアン（ハリソン・フォード）。
悲しそうな表情がアップになるにつれ、みるみる怒りにそまる演技は個人的にぞくぞくしましたね。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: DVD
パトリオット・ゲーム アドバンスト・コレクターズ・エディション
- 出版社/メーカー: Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
【逃亡者】
「私はやっていない！」（キンブル：ハリソン・フォード）
「そんなことはどうだっていいんだ！」（ジェラード：トミー・リー・ジョーンズ）
そんなことはどうだっていいんだ（そんなことは関係ない、だったかも）・・・死刑の確定した容疑者の確保が目下の責務であって、容疑者本人の事実関係はとりあえず今は問題ではないということを一言でいいきっている。
公務員然としたセリフではありませんか。
実はこれは友人の受け売り。
なるほどなあと思ったので、説明を受けてから感慨深く感じたものです。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2000/08/25
- メディア: DVD
【ロボコップ】
「いい腕だ。君、名前は？」（オムニ社会長）
「マーフィー」（ロボコップ：ピーター・ウェラー）
人間の記憶を取り戻し自分が誰であるかということを名乗った名セリフだと個人的に感動した記憶があります。
あまりにいいセリフだった所為でかロボコップ３のラストでそこからインスパイアされたであろうセリフがオチになっていますが、こちらはちょっといただけなかった。映画自体も。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: DVD
ふー！書きたくてかいた文章なのでさぞ読みにくいところもあったかと思われます。
また、こんなのじゃなくてもっといいのがあるよ！と言う方は是非教えていただきたいと思います。
【おまけ】
「やっと動かなくなった、お前が悪いんだぞう」（友人）
やらかしてしまった恐ろしい事実と躊躇のない暴力が完了したこと、加害者が被害者であったであろうことまで一瞬で説明しているすごいセリフ。
使いどころを「間違えないと」とんでもないことになりますね。
冗談以外で使われることのないよう願うばかりです。
それはさておき・・・。
そろそろこのブログも落書きを控えめにして漫画原稿の進行を伝えるものにしたらどうか、とのアドバイスを受けましたのでそのような方向にシフトして行こうと思います。
宣言することもないのですが・・・。
というわけで久しぶりにスキャナをつないでみました。
アップした画像は以前に描いたファンタジー（？）もので、今回これを再構築して描こうかと考えています。
といっても何かを伝えているようで何も言っていないのと同じなのはこれまでの落書きと一緒ですが・・・。
乞う御期待とは申せません。
いいなと思った時にnice! を押して頂いて、そうでもないときは「へッ」ないし「ハッ」または「フフフ」などと口の端で笑っていただいておしりなどかきながら次のブログへサーフィンしていただければいいかと思われます。
めでたし、めでたし。
我が家は漫画喫茶なみの漫画好き！！勉強になりますペコm(_ _;m)
by みや＆ひろ (2007-09-07 12:13)
皆様nice! ありがとうございます！
＞みやさん
漫画喫茶並み・・・壁が書棚になっていて漫画がつまりまくっているような感じでしょうか！
勉強などと・・・オハズカシイです。
台風にコーフンしてえらそうなことを書いてしまいました。
このブログの文章はあまり参考になさらないようにしてください～
by ハジナレフ (2007-09-07 20:25)
お久しぶりです、こんばんは！
とても面白いレビューでした。是非観てみたい！と思いました。
レンタルビデオ屋さんに行く前に、もう一度こちらの記事を拝見したいと思います。
漫画の原稿も頑張ってください！
そちらも楽しみにしております。
by (2007-09-07 21:17)
「一言」に集約した映画レヴューが
興味をそそります。
どの作品も有名なのですが、
有名だからこそ未見な私（苦笑）
チェックしてみたいと思います。
映画での一言といえば、
バックトゥザフューチャー（１）の最後の一言が、
映画のすべてを集約していて唸った覚えがあります。
あの一言がすばらしかったので、２＆３は個人的には
いらなかったなぁ、と思ったり。
漫画！！
うわっ、楽しみにしております。
by ちろり (2007-09-08 00:02)
コメントありがとうございました！
ハジナレフさんのファンタジー！読んでみたいです＊
鋼鉄三国志、そうかもしれません。
一騎当千とは逆で女の子向けの三国志です笑
北方さんのシリーズおもしろそうです！まっとうな三国志読んでないですが、オリジナルっぽいこっちの方が楽しめそう＊
by ナツ (2007-09-08 00:25)
映画の台詞って、本当に参考になりますよね。
ハジナレフ様はちゃんと台詞をチェキしながら、
観られているというのに感銘を受けました。
これから漫画原稿進行へシフトされるとの事ですが。
たまには、落書きというか、イラストもアップして頂きたいと、
一閲覧者は思うのでした。
勿論、漫画進行状況も楽しみにしていますｖｖ
by ささ (2007-09-08 22:57)
デッサンがしっかり出来ていていつも上手いなー思いながら見ています（ブログイラスト担当のダンナより）
by jyoji-san (2007-09-08 23:28)
＞鳳理さん
めちゃめちゃネタバレで申し訳ないレビューでした。
ロボコップのブラックユーモアあふれる世界観は好き嫌いの分かれるところかもしれませんが、１は今見ても面白いですよ！
＞ちろりさん
バック・トゥー・ザ・フューチャー１の最後の一言・・・あああＶＴＲで持っていたような気がしますがビデオデッキが手元にありません。
気になります！
ちなみに私のリヴリー、ビフと呼んでます。
どこかで聞いたと思ったらバック・トゥー・ザ・フューチャーの悪役・・・。
＞ナツさん
投稿漫画を描き始めようとした当初は「ＳＦ（サイエンスフィクション）だもんね」と友人に話していましたが「ＳＦ（スルドイファンタジー）だもんね」と開き直ることにしました。
北方先生は「楊家将」も素敵に面白いですよ。
＞さささん
字幕の文章の主語の抜き方や意訳にはほんとセンスの仕事だと思います。
イラストの件、ありがたいお言葉です。
漫画のウェイトを大きくした上で、落書きのほうもすこしづつ載せたいと思っています。
以前にカラーのイラストをというお約束も果たせないまま申し訳ないことです・・・(- -；) ゞ
＞amaguri さんと旦那様
ありがとうございます！
今回もすごいいいとこで切れてますよね～、というか国際問題ですよ！アレは！
次も楽しみにしております。
by ハジナレフ (2007-09-08 23:58)
セリフ集、とても興味深かったですv
ロボコップのは辛うじて覚えておりましたが、残りは記憶が曖昧でした。
漫画原稿の進行…興味津々で期待してしまいますーv
by (2007-09-09 00:50)
台詞レビュー、面白かったですよ。
by (2007-09-09 10:20)
＞梨花さん
イラストはほんとよかったです！
これで本編を見ればまた違った魅力が見えてくるでしょう。
御紹介いただいたHiji-kataさんの記事を読んで自分の薄っぺらなレビューを恥じております・・・。
＞こけもも：さん
ありがとうございます！
エヴァは方々から見てみたらなどと言われますが、やはりはまりそうで躊躇してます。ＤＶＤがでてからこっそりと・・・。
by ハジナレフ (2007-09-11 00:39)